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子どもたちに語る日中二千年史 ちくまプリマー新書
これまでも度々丸暗記の弊害について書いておりますが、理科・社会においては特にそうです。丸暗記すればたしかに定期テストには対応できるかもしれませんが、高校受験、大学受験にはあまり役立ちません。高校入試の問題は、理科は実験からなにがわかるかを考える問題へ、社会は地図やグラフ、表などを読んで解く問題に大きくシフトしているからです。もちろん問題を解くための基礎知識の習得は必要不可欠ですが、それだけでは後々伸び悩みます。
中学校社会では歴史はほぼ日本史が中心ですが、東アジアの中の日本ととらえて大きく歴史を考えてゆくと俄然面白くなります。そこで本書の出番です。日本と中国の長年の交流をアジアの歴史としてとらえ直した一冊です。歴史は年表に事件、人物を書き込んでひたすら覚えるという無味乾燥な勉強になりがちですが、もう一歩突っ込んでその背景を知ると歴史がぐんと面白くなります。
http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480683700/

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2020/08/05

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