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マスクをすることが常態になって、話すこともなにか憚れるようになりました。公共の場所や交通機関においては、そうした注意もくり返しアナウンスされていますね。街から言葉がだんだんと消えてゆくような感じがします。
子どもたちが来る前に教室の準備をして一段落して、屋上で外の空気を吸ってぼんやり道行く人たちを眺めていても、スマホ片手に歩いている人が多くなりました。ちょうど帰宅途中の人々、スーパーで買い物を済ませた人、郵便局にやって来る人、会社帰りのサラリーマンに、学校帰りの中高生など。これからの時代は誰もがSNSで今何してる?を発信してゆくのが当たり前になってゆくのでしょうか。
これは子どもたちにとってはかなり大きな問題だと思います。子どもたちの成長にとって、毎日考えたこと、感じたことを発語してゆくのって大切なことですよね。まわりの話を聞いて、自分で話す。これが繰り返して、自分の意見をだんだんと言えるようになってゆく。こうした現実の場が無くなっていくことを危惧しています。正しく文章を読み書く力=国語力は、毎日の言葉から始まります。

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2020/09/17

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